道内民間シンクタンク「未来総合研究所」(未来総研、札幌市北区)が提案している「札幌カジノ構想」について、未来総研が道内230の自治体と企業にアンケートをとったところ、過半数の51%が同構想に賛成した。反対は15%にとどまった。カジノが道経済活性化の切り札として注目されている。【井上英介】
未来総研は1月公表のリポート「北海道都市型観光資源(札幌カジノ)の調査研究」で、JR札幌駅の横(北5西1)にカジノ、レストラン、劇場、ホテルの40階建て複合施設の建設を提案。その経済効果について年間で道内総生産を421億円、道民所得を264億円押し上げ、新たに2957人の雇用を生み出すと試算した。
アンケートは1月末〜2月上旬実施され、道内の112自治体と118社から有効回答が寄せられた(回答率23%)。それによると、カジノ設置については、賛成が反対の3倍強に上った。
賛成者に理由を聞いたところ、86%が「観光振興など道経済活性化につながる」と回答。このほか「人びとに余暇や娯楽の機会を与える」(9%)「グローバルスタンダードを形成する」(4%)などが挙がった。
一方、反対理由で多かったのは▽「カジノは暴力団の参加、犯罪者の温床になる」(37%)▽「経済的破たんや依存症を生む」(26%)▽「ギャンブルは青少年の健全育成の面で反対」(11%)などだった。
賛成意見には「今の時代カジノを否定する理由はない」「実質合法化されているパチンコ、競馬が独占的地位を保つのはおかしい」などがあった。一方、反対意見には「カジノは思いつきで非常に安易」「百年の計を見据えた本物の戦略かはどうか疑問」「クリーンなイメージを損なう」などがあった。
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